『ばけばけ』の桟橋は本当にあるの?ロケ地と撮影の裏側を紹介!
朝ドラ『ばけばけ』、毎朝楽しみにしている方も多いですよね!
中でも印象的なのが、松江城がある富裕層が住むエリアと貧困層が住むエリアを分けるあの桟橋(設定は松江大橋)。
SNSでも「この桟橋どこ?」「行ける場所なの?」「実在する?」と話題になっています!
この記事では、ファンとして気になるその疑問──
「ばけばけの桟橋って実在するの?」を中心に、撮影場所やほかのロケ地情報までわかりやすくまとめました!

結論:桟橋は実在しない!撮影用の特設セットでした

結論から言うと、
『ばけばけ』に出てくる桟橋は実在の橋ではありませんでした!
あの桟橋は京都市右京区にある松竹撮影所のオープンセットで作られたものなんです。
つまり、観光で見に行ける橋ではなく、
『ばけばけ』のために一から造られた“架空の橋”。
撮影所には実際に水を張った池があり、
その上に明治時代の雰囲気を再現した町並みと桟橋がセットとして建てられています。
照明、霧の演出、木の質感まで本物のように作られているので、
あのリアルさに「絶対どこかの港町だと思った!」という声が多いのも納得ですね😊
ただし──この桟橋には、ちゃんと“モデル”となった実在の橋があるんです。
あの桟橋のモデルは実在する松江大橋だった💡
実は『ばけばけ』の桟橋は、
島根県松江市にある松江大橋(まつえおおはし)がモデルだとされています。
松江大橋は、宍道湖と中海をつなぐ大橋川に架かる橋で、
その歴史はなんと江戸時代初期までさかのぼります。
江戸時代には松江城と城下町を結ぶ重要な橋であり、
“城側=支配階級”と“対岸=商人・町人たちの暮らす側”を結ぶ存在でした。
この構造が、『ばけばけ』で描かれる「裕福な城側と、貧しい遊郭側をつなぐ桟橋」という設定にぴったり重なります。
松江大橋には哀しい伝説「人柱伝説」がある
ドラマでトキが松江大橋を渡る時に手を合わすシーンがあります。
松江大橋には当時洪水などで橋の工事が難航していたため(神の怒りを鎮めるため)、
人柱を建てて橋を完成させたという言い伝えがあります💦
なんでも、たまたま通りかかった「源助」という男が人柱にされ橋の下に生き埋めにされたのだとか。
なんという災難!!😲
源助はその日、奥さんに「もう一服お茶はどうか」と勧められたのにそれを断り出かけて災難にあったため、
松江ではお茶は1服では縁起が悪いとされているそう。
そんな悲しい話が本当かどうかは分かりませんが、橋のたもとには「源助供養碑」が建っています。
また、近くには昭和に現在の松江大橋の工事中に事故で亡くなった深田清技師の殉難碑もあります。
- 人柱(ひとばしら):人身御供(ひとみごくう)の一つ。大きな建造物を作る時に無事の完成を神に祈願する意味で人を生贄(いけにえ)にした古来の風習。
松江大橋以外の『ばけばけ』ロケ地もチェック!
実は『ばけばけ』、オープンセットだけじゃなく実際の場所でも撮影されているんです。
どこで撮ったのか、代表的なロケ地をまとめてみました👉
今後も随時更新します😊
ロケ地名(地名をクリックすると地図や写真が見れます) | 所在地 | 登場シーン |
---|---|---|
松江城・堀川遊覧船周辺 | 島根県松江市 | 城下の町並みや舟のシーン |
小泉八雲旧居・記念館 | 島根県松江市 | 八雲とセツの生活の参考地 |
八重垣神社(鏡の池) | 島根県松江市 | トキが恋占いをする場面 私もしたことありますけどすぐ沈みました笑 |
宍道湖 | 島根県松江市 | ドラマのOP、他 |
琵琶湖 | 滋賀県高島市 | トキが父上を見つけるシーン、他 宍道湖かと思いきやまさかの滋賀県でした!! |
安楽律院 | 滋賀県大津市 | 怪談「松風」の舞台”清光院”として |
日吉大社・走井橋 | 滋賀県大津市 | トキと銀二郎がお見合いするシーン |
どの場所も「水辺×歴史×情緒」が共通点。
『ばけばけ』の世界観をリアルに感じられる場所ばかりです。
まとめ
『ばけばけ』に出てくる桟橋はモデルは松江大橋なものの、
撮影場所は実際に存在する場所ではありませんでした。
でも、毎朝あのシーンを見るたびに、
「もしこの橋が本当にあったら、行ってみたい」と思ってしまいますよね。
現実には架空のセットでも、
その映像の美しさと、トキの思いが交差するあの場所には、
確かに“心を動かす何か”がある。
そんなふうに思わせてくれるのが、『ばけばけ』という作品の魅力なのかもしれません。


